スマホ119 社長の手記
社長ブログ視点と、本音と、物語。
修理の話より、その奥の話を。息子の割れたiPhoneを自分で直した日から、沖縄で店を続けてきた僕が、現場で考えたこと・好きなモノづくりのこと・うまくいかなかった日のことまで、飾らずに書き残していきます。
手を動かした分だけ、書ける。
▼ この記事を、ショート漫画にしました(タップで再生・音が出ます)
皆さまこんにちは!スマホ119の富村です^^)
今日は、たぶんいちばん話し出すと止まらない話題です。
道具の話をさせてください。

だいたいの趣味で、道具から入ります
自覚があります。僕、何かを始めるとき、まず道具を見てしまうんですよ。
釣りを始めたら竿とリール。キャンプを始めたらメスティンとバーナー。自転車を始めたら工具。
「形から入る」と言われれば、そのとおりです(笑
ただ、これには一応、言い分がありまして。
道具が悪いと、その趣味が嫌いになるんですよ。
安物買いで、何度も失敗しました
正直に書きます。若い頃、けっこうやりました。
- 安い工具を買って、ネジの頭を舐めた(そして本体ごとダメにした)
- 安いリールを買って、大事なところで巻けなくなった
- 安いバーナーを買って、風で消え続けた
とくに工具はひどかったです。
先端の精度が悪いドライバーって、ネジ穴にちゃんと入らないんですよ。力を入れると滑って、ネジの頭が丸くなる。
こうなると、もう回りません。数百円をケチって、数万円の機械を壊すという、いちばんもったいないパターンです。

いい道具は、失敗を減らします
これは修理の仕事を通じて、はっきり分かったことです。
いい道具は、上手くしてくれるわけじゃない。失敗を減らしてくれる。
ここは大事なところだと思っていて。
高いドライバーを買っても、いきなり修理が上手くなるわけじゃありません。
でも、「滑ってネジを舐める」という失敗はほぼ無くなります。
そして修理の世界では、失敗しないことが、そのまま実力なんですよ。お客さまの端末ですから、一回のミスが取り返しつかない。
うちが道具にお金をかける理由
だからうちの店では、道具はケチりません。
- 先端がしっかりしたドライバー
- 細かい作業用のピンセット
- 顕微鏡と、明るい照明
- 温度がちゃんと管理できるはんだごて
- 画面を剥がすための加熱機
これ、全部「失敗を減らすため」の投資です。
スタッフが安心して作業できる。結果、お客さまの端末が無事に返る。いちばん安上がりなんですよ、結局。
ただし、高ければいいわけでもありません

ここも正直に書きます。
道具好きが陥りがちなのが、「高い=いい」という思い込みです。
僕も何度かやりました。高いものを買って、結局あまり使わなかったやつ。
今は、選ぶ基準を3つに絞っています。
1.手に馴染むか
これがいちばん大事です。
スペックがどれだけ良くても、握ったときに違和感があるものは使わなくなります。
だから僕は、できるだけ実物を触ってから買うようにしています。ネットで安く買えるのは分かっているんですが、道具だけは。
2.部品が交換できるか
これは完全に修理屋の視点です。
壊れた部分だけ替えられるものは、長く使えます。
先端だけ交換できるドライバー。パーツを買い足せるリール。中のゴムだけ替えられるもの。
逆に、一体成型で分解できないものは、どこか壊れたら全部終わりです。
この前レトロゲームの話でも同じことを書きましたが、直せる設計かどうかは、モノの寿命を決めます。
3.情報が出回っているか
意外と大事です。
使っている人が多い道具は、使い方のコツや修理方法がネットに出ています。
マイナーすぎるものは、困ったときに誰にも聞けません。部品が手に入らないレトロゲーム機と同じ問題ですね。
いちばん好きなのは、使い込まれた道具です

ここからは完全に趣味の話です。
僕、新品のピカピカな道具より、使い込まれたやつのほうが好きなんですよ。
持ち手の塗装がはげている。角が丸くなっている。革が手の形になじんでいる。
ああいうのを見ると、ちゃんと使われてきた証拠だなと思って、なんだか嬉しくなります。
うちの店にある工具も、けっこう使い込まれています。毎日何十回と使うので、当然といえば当然なんですが。
新人が入ってきたとき、まっさらな工具を渡すんですが、一年経つと、その人なりの使用感が出てくるんですよ。
持ち方の癖で、削れる場所が違う。あれを見るのが、地味に好きです(^^)
スマホも、道具だと思っています

ちょっと真面目な話に戻します。
僕は、スマホも道具だと思っています。
ファッションでもあるし、趣味の対象でもあるんですが、いちばんは毎日使う道具です。
だから、こう思うんですよ。
道具は、手入れをすれば長持ちする。
スマホの手入れって、そんなに難しくありません。
- 充電口のホコリを取る(充電できない相談の多くはこれ)
- ケースを外して、たまに拭く(ケースの中に砂が入っていることがあります)
- 画面のヒビは、小さいうちに直す(広がると高くつきます)
- バッテリーは、膨らむ前に替える
これだけで、同じ端末を何年も気持ちよく使えます。
2年で買い替えるのが当たり前みたいになっていますが、手入れすればもっと使えますよ。
結局、モノを大事にしたいだけかもしれません

まとめます。
道具にこだわるのは、性分もありますが、たぶん根っこにあるのはこれです。
いいモノを、長く使いたい。
安いものを買って、すぐ壊れて、また買う。これを繰り返すより、ちゃんとしたものを選んで、手入れして、直しながら使うほうが好きなんですよ。
結果的に、そのほうが安いことも多いですし。
そして、この考え方はそのままうちの商売にもつながっています。
買い替えを勧めるより、直して長く使ってもらう。それがうちの仕事です。
もちろん、直すより買い替えたほうがいい場合もあります。そのときは正直にそう言います。前に書いたとおり、そこで嘘はつきません。
お使いのスマホ、そろそろ手入れどきかもしれません。気になったら、お気軽にご相談下さい^^)
スマホ119は沖縄県内に店舗を構えるスマホ・iPhone修理店です。画面割れ・バッテリー・水没・データ復旧など、お気軽にご相談ください^^)
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