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社長ブログ

沖縄のスマホ修理のお医者さん

スマホ119 社長の手記

社長ブログ視点と、本音と、物語。

修理の話より、その奥の話を。息子の割れたiPhoneを自分で直した日から、沖縄で店を続けてきた僕が、現場で考えたこと・好きなモノづくりのこと・うまくいかなかった日のことまで、飾らずに書き残していきます。

富村スマホ119 代表 富村 浩樹
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社長の作業机の墨絵イラスト(iPhone修理の道具と3Dプリンター、釣り竿、眠る愛犬) 手を動かした分だけ、書ける。
「無いなら作る」電子工作と、詰め替えの知恵|社長ブログ
2026.08.13 0

▼ この記事を、ショート漫画にしました(タップで再生・音が出ます)

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皆さまこんにちは!スマホ119の富村です^^)

今日は、僕のちょっとした癖の話をします。

「これ、作れないかな」と考えてしまう癖です。

売っていないなら作ればいいと考える社長の4コマ漫画

釣りのアタリを、光で知らせたかった

だいぶ前の話です。

夜釣りをやっていると、困ることがあります。竿先が見えない。

魚がかかると竿先が動くんですが、暗いと分からないんですよ。ずっと見ていると目が疲れるし、少し目を離した隙にやられる。

市販の道具もあります。竿先に付ける光るやつとか、音が鳴るやつとか。

でも、僕はこう思ってしまったんです。

「これ、自分で作れるんじゃないか」

で、作りました

やったことは、そんなに大したことではありません。

竿が動いたことを検知して、光と音で知らせるという、それだけの仕組みです。

電子工作の世界には、安くて小さい部品がたくさんあります。動きを検知するセンサー、豆粒みたいなLED、小さなブザー。全部合わせても、たいした金額になりません。

それをつないで、動いたら光るようにする。

既製品と自作の違いを比較した図

初めてちゃんと反応したときは、けっこう感動しました。市販品より不格好だし、たぶん性能も劣ります。

でも、自分の釣り方に合わせて作れるんですよ。感度を変えたい、光り方を変えたい、が全部できる。

これは既製品にはない良さです。プログラミングの話でも書きましたが、自分のやり方に合わせられるのが自作のいちばんの価値だと思っています。

「詰め替え」の話もさせてください

もうひとつ、僕がよくやるのが詰め替えです。

これは作る話とは少し違いますが、根っこは同じだと思っています。

エアダスターの話

修理の現場では、エアダスターをよく使います。ホコリを吹き飛ばすスプレー缶です。

スマホの充電口に詰まった綿ぼこりを飛ばしたり、基板の細かいゴミを飛ばしたり。充電できない相談の原因は、だいたいホコリなので、これは毎日使います。

ただ、これがけっこうな消耗品なんですよ。

そして困るのが、ノズルの細さです。市販の缶に付いている細いストローは、なくすんですよね。そして、なくすと途端に使いづらい。

スマホの充電口に詰まったホコリを飛ばす作業の図

で、いろいろ工夫しました。

  • 別のノズルを流用して、狙ったところに当てられるようにする
  • 本体をコンプレッサー式に切り替えて、缶を買い続けなくて済むようにする

結果、使いやすくなって、コストも下がりました

こういうのって、地味なんですけど、毎日使うものなので効果が積み上がるんですよ。

詰め替えの考え方は、修理そのものです

ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、本気で思っていることがあります。

「中身だけ替えれば、まだ使える」という発想。

これ、修理屋の考え方そのものなんですよ。

  • バッテリーがへたった → 電池だけ替えれば、本体はまだ使える
  • 画面が割れた → 画面だけ替えれば、中身は無事
  • 充電できない → 端子を掃除するだけで直ることが多い

全部まるごと買い替えるのは簡単です。でも、ダメになった部分だけ替えるほうが、安いし、環境にも優しいし、何より愛着のあるものを使い続けられる。

うちが修理屋をやっている理由も、たぶんここにあります。

電子工作をやると、修理の理解が深まります

電子工作の経験が修理の3つの能力につながることを示す図

実務的な話もしておきます。

電子工作を趣味でやっていると、修理の理解がかなり変わります

回路が「読める」ようになる

自分で組んだことがあると、基板を見たときに「これは電源、これは信号」という当たりが付くようになります。

何も知らずに見ると、基板はただの緑色の板です。でも、部品の役割が分かってくると、地図のように見えてくるんですよ。

「壊れ方」に想像がつく

この部品は熱に弱い。ここに電気が集中する。この配線は動くから折れる。

自分で組んで、自分で壊した経験があると、お客さまの端末を見たときに仮説が立つようになります。

前に書いたとおり、修理は「どこで電気が止まっているか」を探す仕事です。回路が分かっていると、探す範囲を絞れる。

はんだ付けが、うまくなる

身も蓋もないですが、これが大きいです。

基板修理では、米粒より小さい部品を扱います。ここは完全に場数の世界で、手先の話で書いたとおり、練習した回数がそのまま出ます。

趣味なら、失敗し放題です。お客さまの端末で練習するわけにはいきませんから。

ただし、無理はしないでください

ここは注意として書いておきます。

電子工作は楽しいですが、電気を扱うので危険もあります

  • コンセントに直接つなぐものは、知識がないうちは触らない。感電と火災のリスクがあります
  • リチウムイオン電池を自分で扱うのも要注意。膨らんだ電池の話で書いたとおり、傷つけると発火します
  • はんだごては簡単に火傷します。僕も何度もやりました

最初は乾電池で動く、電圧の低いものから始めるのが安全です。

あと、換気してください。はんだの煙は吸わないほうがいいです。

「無いなら作る」は、けっこう楽しいです

動かない原因を探して直る流れが本業と同じであることを示す図

ここまで書いてきて、あらためて思うことがあります。

世の中、たいていのものは売っています。今は通販で何でも手に入る。

だから、わざわざ作る必要はないんですよ。時間もかかるし、たぶん既製品のほうが性能はいい。

それでも作るのは、作る過程が面白いからです。

「どうやったら実現できるかな」と考えて、部品を探して、つないで、動かない、原因を探す、直る。

この一連の流れが、単純に楽しい。

そして、この「動かない → 原因を探す → 直る」って、僕の本業とまったく同じなんですよね。

だから僕は、たぶん一生これをやめられないと思います(笑

子どもにも、やらせたい

電子工作は結果がはっきり出るので子どもに向いていることを示す図

最後にひとつ。

僕は、電子工作って子どもにすごくいいと思っています。

理由は、結果がはっきり出るから。

光るか、光らないか。動くか、動かないか。ごまかしが効きません。

そして、うまくいかないときは必ず理由があります。配線が違う、向きが逆、電池が足りない。

その理由を自分で探して、直して、動いたときの喜び。これを一度でも味わうと、「壊れたら、原因があるはずだ」と考える癖がつくと思うんですよ。

これ、大人になってから本当に役立つ考え方です。

うちのスマホ教室でも、いつか子ども向けの分解体験や工作の会をやりたいなと思っています。実現したら、またここで書きます^^)

スマホやパソコン、家電のことで困ったら、お気軽にご相談下さい。PC・家電修理もやっています^^)



スマホ119は沖縄県内に店舗を構えるスマホ・iPhone修理店です。画面割れ・バッテリー・水没・データ復旧など、お気軽にご相談ください^^)
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