スマホ119 社長の手記
社長ブログ視点と、本音と、物語。
修理の話より、その奥の話を。息子の割れたiPhoneを自分で直した日から、沖縄で店を続けてきた僕が、現場で考えたこと・好きなモノづくりのこと・うまくいかなかった日のことまで、飾らずに書き残していきます。
手を動かした分だけ、書ける。
▼ この記事を、ショート漫画にしました(タップで再生・音が出ます)
皆さまこんにちは!スマホ119の富村です^^)
8月です。沖縄は本格的に台風シーズンですね。
毎年この時期、うちの店には決まった相談が増えます。
今日は修理屋の立場から、台風でスマホをどう守るかを書いておきます。来る前に読んでおいてほしい話です。

いちばん困るのは、停電です
台風というと風と雨のイメージですが、スマホに関していうといちばん怖いのは停電です。
沖縄の場合、長いときは数日止まります。僕も何度も経験しました。
で、停電するとどうなるか。
- スマホが充電できない
- Wi-Fiのルーターが止まるので、家のWi-Fiが使えなくなる
- 結果、みんながモバイル回線を使うので電波が混む
- 電波が悪いと、スマホは電波を探して電池を余計に食う
この最後がポイントです。停電中はスマホの電池が普段より早く減ります。
「なんか今日、減りが早いな」と感じるのは気のせいじゃありません。
台風が来る前に、やっておくこと

ここが本題です。来てからでは遅いので、予報が出た時点でやってください。
1.モバイルバッテリーを満充電にする
当たり前に見えますが、いちばん忘れられています。
そしてモバイルバッテリー自体が古い場合は、その前に確認してください。何年も使っているものは、思ったより容量が減っています。
膨らんでいたら使わないでください。台風で家が揺れる中、膨らんだ電池を枕元に置くのは危ないです。
2.懐中電灯を用意する(スマホのライトを使わない)
これ、意外と大事です。
停電するとスマホのライトを使いたくなりますが、ライトは電池をかなり食います。
連絡手段であるスマホを、懐中電灯として消費するのはもったいない。百均の懐中電灯でいいので、別に用意してください。
3.大事なデータを、家の外に逃がす
これは修理屋として、いちばん言いたいことです。
台風の被害って、浸水があるんですよ。
スマホが水没する。パソコンごとやられる。家の中のバックアップも一緒にダメになる。
だから「家の中に全部ある」状態はけっこう危ないんです。クラウドでも、実家に置いた外付けでもいいので、物理的に別の場所にあるのが理想です。
4.充電は「早めに、こまめに」
台風が近づいてきたら、減ってから充電するのではなく、こまめに満タンに戻す。
いつ止まるか分からないので、常に高い状態にしておくのが正解です。
停電したあと、電池を持たせる方法

実際に停電したら、こうしてください。
効果が大きい順に
- 画面の明るさを下げる — いちばん効きます。スマホの電気は画面がいちばん食う
- 使わないときは機内モードにする — 電波を探し続けるのを止められる。ただし着信も止まるので、時間を決めて確認する運用に
- 低電力モードにする — 裏で動く処理が減る
- 動画とゲームを我慢する — 画面+通信+処理でトリプルパンチです
- 使わないアプリを閉じる
とくに機内モードは効果が大きいです。電波が不安定な場所ほど、スマホは必死に電波を探して電池を使うので。
「連絡が来るかもしれないから」と気になるのは分かります。なので「1時間に1回だけ機内モードを解除して確認する」という使い方をおすすめしています。
濡れたときに、絶対にやってはいけないこと

ここは強く書きます。台風のあと、水没の相談が必ず増えます。
そして、やってはいけないことをやってしまって、直せたはずのものが直せなくなるケースが本当に多いんです。
× 電源を入れる/充電する
これが最悪です。
水が入った状態で電気を流すと、基板がショートして本当に壊れます。濡れただけなら助かったものが、通電した瞬間に終わります。
濡れたら、まず電源を切る。そして充電しない。
× ドライヤーで乾かす
気持ちは分かるんですが、これもダメです。
熱で内部の部品がやられますし、風で水が奥に押し込まれます。
× 振って水を出す
同じ理由です。入っていなかったところまで水が回ります。
× 米に入れる
昔から言われる方法ですが、修理屋としてはおすすめしません。
表面の湿気は多少取れますが、中に入った水には届きません。そのあいだに腐食が進みます。あと米の粉が端子に入ります。
○ 正しい対処
- すぐ電源を切る
- ケースを外し、タオルで外側の水を拭く
- そのままできるだけ早く修理店へ
水没は時間との勝負です。中で腐食が進むので、早ければ早いほど助かる確率が上がります。
うちの水没修理でも、「濡れてすぐ持ってきた人」の成功率は明らかに高いです。
停電中、スマホでできる意外な備え

いくつか、実際に役立ったことを書いておきます。
ハザードマップと避難場所を、先に画面保存しておく
ネットが繋がらないと調べられません。スクリーンショットで保存しておけば、圏外でも見られます。
大事な連絡先をメモしておく
これも紙かスクリーンショットで。スマホの電池が切れたときに、公衆電話や家族のスマホから連絡できます。
停電中は、車での充電がけっこう有効
沖縄は車社会なので、これは実用的です。
ただしエンジンをかけずに充電し続けると、車のバッテリーが上がります。ここは気をつけてください。あと車庫の中でエンジンをかけっぱなしにしないこと。
復旧してからも、油断しないでください

最後にもうひとつ。
停電が復旧した直後、電圧が不安定になることがあります。
そのタイミングで充電器を挿していると、まれに充電器やスマホ側がやられることがあります。
気になる方は、復旧してしばらく経ってから挿すようにしてください。
あと、台風が過ぎたあとは湿気がすごいです。沖縄の場合、これが地味に効きます。
直接濡れていなくても、湿気で端子が腐食することがあるので、充電口に違和感があったら早めに見せてください。
備えの半分は、たぶん気持ちの問題です
いろいろ書きましたが、正直に言うと、僕も毎回バタバタします(笑
予報が出てから慌ててモバイルバッテリーを探す。懐中電灯の電池が切れている。あるあるです。
それでも、スマホの充電だけは早めにやっておく。これだけで、停電中の安心感がまったく違います。
連絡が取れるというのは、それだけで気持ちが落ち着くんですよ。
沖縄で暮らしていると台風は避けられません。うまく付き合っていきましょう。
台風のあとで水没や充電の不具合が出たら、できるだけ早く持ってきてください。お気軽にご相談下さい^^)
スマホ119は沖縄県内に店舗を構えるスマホ・iPhone修理店です。画面割れ・バッテリー・水没・データ復旧など、お気軽にご相談ください^^)
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